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KCC

ご挨拶

「継承と変革 ― 次代に繋ぐインターベンションの最適解」

ご挨拶

新涼の候、先生方におかれましては益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

平素はKanazawa Coronary Conference(KCC)の活動に対し、格別のご高配を賜り厚く御礼申し上げます。

本年、KCCは大きな転換期を迎えます。長年にわたり本会を牽引し、北陸のインターベンションの発展に尽力してまいりました北山 道彦が代表を退き、新たに土谷 武嗣、平瀬 裕章、がその重責を引き継ぐこととなりました。 この新体制のもと、KCCの伝統を継承しつつ、さらなる飛躍を目指してまいります。

現在、循環器インターベンションの世界は劇的な変革(パラダイムシフト)の真っ只中にあります。

冠動脈疾患におけるPhysiology(生理学的評価)に基づく治療戦略、ELCA・DCA等の特殊デバイスによる高度な血行再建、カテーテルアブレーションの進化、そして腎デナベーション(RDN)やSHD(構造的心疾患)インターベンションの台頭。私たちの守備範囲はかつてないほどに広がり、低侵襲治療の可能性を塗り替え続けています。

しかしその一方で、循環器内科医のなり手不足や逼迫する医療経済といった構造的課題が、我々の理想を阻む壁として立ちはだかっています。私たちは今、「最新技術の追求」と「持続可能な医療」の狭間で、臨床医としての真の「在り方」を問われています。

この困難な時代に立ち向かうべく、新体制となる本年のKCCは、「札幌ライブ」との合同開催という形で新たな一歩を踏み出します。

北陸と北海道、それぞれの地で研鑽を積んできた二つのライブが手を取り合い、領域を越えて互いに技を競い、刺激し合う。この「北と西のエナジー」の融合こそが、閉塞感のある現状を打破し、次代を担う若手医師たちにインターベンションの真の魅力を再提示する原動力になると確信しております。

最新のSHD治療から冠動脈の深淵まで、全ての「今」を集結させ、これからの厳しい時代を生き抜くための「進むべき道」を皆様と共に模索したいと考えております。

初秋の金沢にて、全国から集う志高き先生方と熱く議論を交わせることを、心より楽しみにしております。

令和8年6月吉日
Kanazawa Coronary Conference 大会長
北山 道彦(金沢医科大学病院)
土谷 武嗣(金沢医科大学病院)
平瀬 裕章(高岡みなみハートセンターみなみの杜病院)